ボディ架装

【エフテック】トラック架装物の定期点検が必要な5つの理由

エフテックにて製作したバイク運搬車

今回は、メンテナンスにて入庫です。

シャシに関しては、言わずもがな車検制度により点検整備が義務付けられている事により

整備不良の為路上故障、なんて事態はゼロでなくても、少なく抑えられています。

 

しかし、トラックの架装部に関しては、法規制の対象外の為、各自の判断で点検整備が実施されているのが実態です。

全く行っていないというユーザーがいるのも事実かと。

不具合が起きたらその都度修理するという事が多いのではないでしょうか。

 

実は、その都度修理する方のデメリットがあまりにも大きいという情報をお伝えします

 

『自動車の機能を果たす3要素』というものがあります。

走る ・ 曲がる ・ 止まる 

この機能が1つでも欠けると、自動車の機能を果たさないという事で、公道を走ってはいけませんよというルールになっています。

実は、トラックには他にも大切な機能があるんですね。

それは、 作業する と 荷物を積み下ろしする です。

トラックはただ走るだけの乗り物ではありません。

作業目的のトラックでは、目的地に無事到着し、作業ができなくてはいけませんし、

運搬目的のトラックでは、目的地まで荷物を運ばなくてはいけませんね。

 

今回は、トラックの架装物のメンテナンスを怠ると発生するデメリットについて説明していこうと思います。

 

修理費用が高額になる

ウィング、パワーゲート、クレーン、ローダー車等、多くの装置で油圧を利用した機構が用いられています。ポンプで油圧を発生させ、シリンダーを伸び縮みさせる事により各部を動かしているものが多いです。

作動油も劣化しますので、オイル管理を怠ると、油圧ポンプやシリンダーの摩耗を早めます

更に、汚れたオイルが各部を廻りバルブに不具合を起こす事もあります。

1年に一回でいいんです。1万円程度のオイル交換を怠ると、数十万円の修理費用のきっかけになってしまいます。

 

現場に入場できない

クレーン車や高所作業者等、特に建設現場で使用される車輌に関しては、特定自主検査が実施されていない車輌の入場を規制される場合があります。

単に機械が動かなくなるだけではなく、重大事故につながりかねませんから。

整備不良の車輌が原因で人身事故が発生したら大変ですから当然ですね。

 

運行できなくなる

ウィングが開かない、パワーゲートが動かない、クレーンが作動しない、車輌積載車が動かないスライドしない、

働く車の多くに動く機械が搭載されていて、その機械を使って荷物の荷下ろしをしたり

作業をしたりしています。架装物に搭載されている機械が壊れると、働く車として機能しません

 

荷物の遅配が発生

フォークリフトを使用して積込を前提としたウィング車で、ウィングが作動しなくなったとします。後ろの扉が開閉できれば、なんとか引きずり出したり、手作業だったりして対応は可能かもしれません。

しかし、通常より多くの時間を要する事になりますね。

運行予定の大幅な遅延は避けられないでしょう。

 

荷主との信頼関係が壊れる

遅延や輸送事故が重なれば、当然そのような運送業者には荷物は任せられないという方向に動いてしまいます。

それが整備不良が原因だったとしたら、管理体制に不信を与えてしまいます。

車輛整備、管理、運転手教育に

輸送品質低下から輸送依頼減少

 

まとめ

特に油圧で作動する何らかの装置が搭載されているトラックは、架装物の定期メンテナンスを行わないと、あらゆるデメリットを引き起こします。

働くトラックは、ただ走るだけでは無駄に大きい乗り物になってしまいます

架装物のメンテナンスは、より良いサービスを提供する為の積極的な費用と捉えるべきですね。

エフテックは、指定整備工場であり、修理工場であり、ボデー架装メーカーです

平ボディ、バンはもちろん、ウィング、パワーゲート、スライド積載車が得意です。

お問合わせ、ご相談お待ちしています。

 

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